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2010年08月 アーカイブ

家庭の看護 3

放射線治療は、放射線によって、がんの細胞の核酸(DNA)に損傷を与えて死滅させるのですが、周囲の正常な細胞にも障害を及ぼします。


放射線の照射そのものは苦痛を与えませんが、照射中は動かないようにしていなければなりませんので、患者の協力が必要です。


マイクをとおして話はできますが、治療室のベッドに1人でいなければならないのです。


治療の開始前に照身寸の位置や深さなどが測定され、印がつけられます。


この部位は照射によって皮膚が弱くなっていますので、さわったり衣類でこすれないよう注意して下さい。


また石けん、ばんそうこう、パウダー、クリームなどは放射線量を変化させますからっけてはいけません。


放射線照射によっても化学療法の場合と同じように吐き気、食欲不振、血球の減少、頭髪の脱毛などの副作用が起こります。


外科治療(手術)手術はがんの組織を直接切りとってしまうことができますが、一方組織をとってしまうがために起こってくる問題もあります。


たとえば胃を全部とってしまうと、術後に食事のとりかたに工夫が必要となります。


また乳房や子宮などをとってしまう場合には女性である本人にとって精神的に大きな苦痛です。


家庭の看護 4

人工肛門や人工膀胱をつくったり、喉頭を切除して声を失ったりしたような場合、患者や家族の友の会などで、生活上のアドバイスをもらったり励まし合ったりするのも心強いでしょう。


いずれの方法でも、病状によって根治的になるか、姑息的(症状の緩和)なものになるかは変わってきます。


また化学療法や放射線療法では治療効果を期待するには一定の量が必要です。


その計画された1セットをこなすことができるかどうかは重要なカギになります。


けれども副作用のあらわれかたには個人差があって、ある人はなんとか乗り越えられても、ある人は障害が強すぎて計画を一時休まざるを得ないということもあります。


治療のこと、将来のことなどの悩みで心理的に不安定になっていると副作用も強く出がちです。


病気や治療などの疑問がある場合には一人で悩んでいないで主治医や病棟の看護婦に遠慮なく、納得のいくまで聞いて下さい。


残された家族の問題長年連れ添った配偶者を失ったお年寄り、ただ一人の子どもを白血病で失ったような若い夫婦、自分の老後を世話してくれると信じていた娘を失ってひとり暮らしになったお年寄りなど。


このような人々が生き残って生活する場合、彼らを悲しみから救い、援助することはきわめて必要なことです。


しかし、日本では、このような場合のお年寄りや家族への対策はあまり十分にされていません。


これも大きな問題です。

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