家庭の看護 3
放射線治療は、放射線によって、がんの細胞の核酸(DNA)に損傷を与えて死滅させるのですが、周囲の正常な細胞にも障害を及ぼします。
放射線の照射そのものは苦痛を与えませんが、照射中は動かないようにしていなければなりませんので、患者の協力が必要です。
マイクをとおして話はできますが、治療室のベッドに1人でいなければならないのです。
治療の開始前に照身寸の位置や深さなどが測定され、印がつけられます。
この部位は照射によって皮膚が弱くなっていますので、さわったり衣類でこすれないよう注意して下さい。
また石けん、ばんそうこう、パウダー、クリームなどは放射線量を変化させますからっけてはいけません。
放射線照射によっても化学療法の場合と同じように吐き気、食欲不振、血球の減少、頭髪の脱毛などの副作用が起こります。
外科治療(手術)手術はがんの組織を直接切りとってしまうことができますが、一方組織をとってしまうがために起こってくる問題もあります。
たとえば胃を全部とってしまうと、術後に食事のとりかたに工夫が必要となります。
また乳房や子宮などをとってしまう場合には女性である本人にとって精神的に大きな苦痛です。