家庭の看護 6
今回は、特に大人に多い代表的な病気と看護のポイントを述べています。
それぞれの病気はどういうことなのか、病気の概念そしておもな症状と日々の生活のなかで何に注意をして観察してゆくのか、病気のチェックポイント、および症状のコントロールや病気を増悪させないためのケアのポイントから構成されています。
病気のセルフケアや入院中の家族の方を看護するうえで役だつように願っております。
最近、慢性疾患をもちながら生活している人が多くなりました。
慢性疾患の原因はさまざまですが、年齢とともに私たちのからだは変化し、老いとともにさまざまな病気が起こってきます。
また生活様式も変わり、特に食生活の変化、交通機関の進歩に伴う運動量の減少などは、動脈硬化や肥満などまさにあらゆる病気の原因をつくりだしています。
慢性疾患の特徴は障害が永久的で、完全に治癒するということは望めず、病気をわるくしないように薬物療法・食事療法を続け、日常生活をコントロールしていかなければならないということです。
自分で病気の管理と生活の管理を続けながら、病気とともに生きてゆかなければなりません。
病気とともに生きてゆくということは、病気をわるくしないために食事や活動などさまざまな制限が加わることを意味し、とてもつらいことでもあります。
病状によっては、仕事や社会的な役割の制限さえ加わることもあります。