なんで三日?
調査期間が三日であることが国民栄養調査の結果にどのような影響を与えているかは、きちんと検討されたことがない。
おそらく、調査費用の制約から三日になったのがそのまま踏襲されているのだろう。
そして、毎年繰り返されることによって、三日であることの影響による変動がほぼ一定の範囲に納まることが経験的に確かめられたにすぎない。
それでも年によって前の年とくらべかなり大きな変化が生じ、その理由がわからないことがみられる。
それは地域に大型スーパーができて今まで食べなかった物が手に入りやすくなったのか、サプリメントやモリンガなどを使うようになったのかすら分からない。
調査期間の決め方について絶対的な基準は考えられない。
食物摂取の日による変動、週による変動、月による変動、季節による変動などをすべて考慮するにしても、調査の前にはそれら変動の大きさはわかっていないことが多いから、誤差の大きさがどのくらいなら我慢しようかということも決められないのである。
言えるとすれば、可能な限り長期間調べるべきだということくらいしかない。
調査が短期間しかできないなら、その他の資料(生産・消費の両面にわたる)を何とか手に入れ、それによって長期間の食物摂取を推定し、それと短期間の調査結果を突き合わして評価するしかない。